ちょっと古い情報ですが関心があったので・・
ALJAZEERAニュースより
http://english.aljazeera.net/news/middleeast/2009/12/20091227134925905562.html
韓国は油田豊富なアラブ首長国連邦(UAE)に4つの原子炉を建設する契約を獲得しました。
契約では、国営の韓国電力(KEPCO)に率いられた企業連合によって5,600メガワットの電気を発生させる原子炉を設計・建設した上で、運営までを行う内容になっています。
原子炉を建設する契約自体は約200億ドルですが企業連合は、60年間共同で発電所を経営することによって更に200億ドルを稼ぐと見積もっています。
原子炉(湾岸アラブ領域における最初の原子力発電所)は、2017年にUAEの送電網に電力を供給し始める予定です。
韓国大統領府からの声明には、
「この取引は韓国の歴史で最も大きいプロジェクトです。」
と書かれていました。
「それは前の1炉のみの契約の6倍以上の規模なのです。」
- 電力需要に応える
最初の原子力発電所の建設作業が2012年に始まると予想されており、4個すべての原子炉が2020年までに完成することになっています。
UAE(世界3位の石油輸出国)は、原子力を用いて、昨年の約1万5000MWから、2020年に予測される電力需要4万MWまでの上昇分を満たす必要があるのです。
韓国の李大統領は、UAEの担当者シェイク・ハリファ・ビン・ザヤド・ナハヤン氏とともに、締結式に出席しました。
韓国の企業連合はフランスの企業連合と米国の大企業ゼネラル・エレクトリックに率いられたグループに勝利しました。
韓国の入札は、フランスの入札よりも160億ドル安かったのだと情報筋は言います。
「私たちは韓国の企業連合の世界レベルの安全性とUAEの国家目標を達成するその性能に感動しました。」
と、モハメド・アル・ハマディ(エミレーツ原子力社(ENEC)のCEO)氏は声明を出しました。
- 驚くべき選択
韓国が選ばれたことはアナリスト達を驚かせました。
アナリスト達は、戦略上の理由から他の企業連合との契約を予想していたのです。
「韓国の原子力分野における政治力は低かったため、UAEの選択は、純粋に商業的価値に基づいていたに違いありません。」
とアル・トロナー氏は言います。
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KEPCOっていうと僕は一瞬関西電力かと思ってしまいました。。なんとも景気の良い話で、よろしかろうと思います。産油国においても原発が作られる動きが出てきているのですね。