2009年10月28日水曜日

本・・・何故ゆえに本




ニュースを見ていたところ、こんなものがありました。
これについてちょっと思ったところがあります・・・
本を読むのが好き…中高生急増、7割超える 学校読書調査


僕が高校生くらいの頃に「Z会ペブル選書」というのがありまして、いくつかの本が刊行されてました。
ええ、内容やタイトルなんてもう殆ど忘れましたとも・・・。

ただ、そんな中に1つだけ印象に残るエピソードがありました。2人の人物の会話です。だいだいこんな感じだったかな・・・

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Aさん(先生役):君は漫画を読む事をどういう風に捉えているかい?

B君(子供役):漫画を読むということは良いことだと思います。というのも、漫画を読む事によって子供は本というものに親しみを持ち、やがては文字の本を読むことへの導入になるからです。

(間が空く。Aさん得意げな顔で・・)

Aさん:チッチッチ、君は典型的な「新聞よい子」だね。そう、いかにもつまらない新聞の投書欄に載っているような、良い子という意味だよ。

B君:・・・・どういうことですか?

Aさん:君のさっきの話の前提には、漫画よりも文字の本の方が優れているという前提があるよね。何故だい?それは一体何故だい?親や先生がそう言っているからかい?

B君:・・・・。周りがずっとそう言っているので、そういうものだと思っていました。
う〜ん、文字の本だと読者が想像を働かせる部分がいいのではないでしょうか。

Aさん:まず純粋に漫画と文字の本の表現の違いに着目しようか。
たとえば、具体的な図形などを表現するには、絵のついた漫画の方が有利だ。一方で抽象的なことや、絵にすることでかえって良い表現ができなくなってしまう種類のものも世の中にはあるかもしれない。
そういう場合は文字の本が優れているといえるだろうね。

両者は表現方法が違うということだ。得意不得手があるということであって、どっちか片方だけが絶対に優れているというものでは無いんだよ。

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・・・という話です。
ちなみに当時の平凡な高校生である僕も多分B君と同じようなことを言ったとおもうので、そういう意味で、新鮮な印象を受けたのだと思います。

もちろん本という媒体そのものに愛着のある人もいるでしょう。
それはそれで良いと思います。

私の場合は特段文学というものを愛しているわけでもなく(小説は好きですが・・・。)
本という媒体に何か神聖なものが宿っていると考えるわけでもなく(本は好きですが・・・。)
そんな私にとって、本というのは情報を伝達するための1つの媒体、それ以上のものでも、それ以下でも無いということです。


ここで最初のニュースを振り返ってみます・・・。
本を読むのが好き…中高生急増、7割超える 学校読書調査

これはどういう意味を持つ調査なんでしょう。
まず、本と一言で言っても、内容には無限の広がりがありますよね。
哲学書から鉄道写真誌からエロ本まで、全部本です。
それが全部嫌いだよって人はなかなかまず居ないでしょうね・・・。

(本=文字の本に決まってるじゃないか常識的に考えて、
という人はあなたの常識が偏っていると思うんです・・。)

本というものは所詮は情報を伝える媒体だと、私は思います・・・。上のようなニュースが出てくるのも、その「媒体」が何かしら、特別優れたようなものに崇拝されているからじゃないかと思う訳です。媒体そのものに、私はあまり大きな意味を感じることができないので・・・。

新聞という媒体が(一部の頭のカタイ年配者の間で)神聖視されちゃってるのも、多分同じですよね。
大事なのはニュースの中身のハズなのに・・・。

その中高生の子達が一体何に興味を持って、どういう事を考えているのか。それを記事にしないとあまり意味がないんじゃないのかって思うんですけど、そう思う人は僕みたいなお菓子な人だけかな・・・。

相変わらずまとまりの無い文章でしたね;;
やはり本を読まない人はダメだと言う事例でした(涙
ではでは


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[追記]
紙産業とか印刷産業にとっては重要なニュースですよね。
・・・これってそういうビジネスニュースだったのかな?

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